お酒を飲んだ翌日の吐き気や胸やけ、頭痛…
二日酔いの症状って、ほんとにイヤなものですよね。
でも、二日酔いから醒めてしまえば、
またお酒を楽しんでしまうのも人情というもの。
できたら、二日酔いを避けて楽しく飲みたいですよね。そのために、二日酔いの原因や対策を知っておきませんか?
二日酔いの原因って?
実は、二日酔いの原因ってはっきりわかってはいないんだそうです。
今のところ有力とされている説を、いくつかご紹介しますね。
飲酒によるホルモン分泌量の変化
人体の活動には、さまざまなホルモンがかかわっています。
たとえば、お酒を飲み過ぎるとホルモンの分泌状態が大きく変化します。お酒を飲むとトイレが近くなると思いますが、これは尿を調節するホルモンの量が減るためです。そのため、体内の水分が減り過ぎてしまいます。
逆に、二日酔いの状態のときにはこのホルモンが増えていて、体内に水分をためこんでしまいます。
アセトアルデヒドの影響
アセトアルデヒドという言葉を聞いたことがある方もいると思います。
お酒を飲むと、アルコールは体内で以下のように分解されていきます。
アルコールが肝臓で代謝されるとアセトアルデヒドになります。このアセトアルデヒドが体内に残っていると、二日酔いになると言われてきましたが、決定づけるデータは報告されていません。
二日酔いにどう対処する?
飲み過ぎないのが一番! …とはいうものの、ついつい…ということもありますし、そのときの体調に左右されることもあります。
できるだけ、二日酔いにならないように節度をもって飲みたいものですね。
水を飲む
お酒を飲むと尿量が増え、体内の水分が減り過ぎてしまいます。お酒を飲む前、飲んでいる間にも、水を飲むようにしましょう。
暑いときなど、のどが渇いているほうがビールがおいしいという人がいますが、健康には良くない飲み方です。
アミノ酸を摂る
アセトアルデヒドは肝臓で代謝され、無害な酢酸になります。その肝臓のはたらきをサポートするのがアミノ酸です。
しじみなどに含まれるオルニチンやアラニン、グルタミンなどが代表的です。
「飲み過ぎ」の胃腸薬
市販の胃腸薬のなかには、効能・効果に「飲み過ぎ」と書いてあるものがあります。
食後にのむものだけではなく、食前にのむもの、食事にかかわりなくのめるものなどがありますので、自分に合ったものを探してみましょう。