季節の健康と漢方 - むくみ

むくみイメージ

夕方になると足がパンパン…「むくみ」で悩んでいませんか?

夕方になると足が重い、靴下の跡がなかなか消えない……そんな経験はありませんか?特にデスクワークの方や、立ちっぱなしの方などは、「むくみ」による悩みが多いかもしれません。今回は日常でできるケアもご紹介します。

むくみの原因

むくみとは、皮膚の下に余分な水分が溜まってしまった状態を指します。むくみがなぜ起こるのかというと…

・長時間同じ姿勢をとる(血流の停滞) ・塩分の摂りすぎ(ナトリウムによって水分が体内にとどまりやすくなる) ・ホルモンの変化(特に月経前や妊娠中の女性)

などが原因だと言われています。

体にかかる重力によって血液が足にたまりやすくなるので、同じ姿勢を続けていると症状が起こりやすくなります。もしむくみが一過性ではなく、長く続いたり、急に悪化したりする場合は、病気のサインかもしれません。放置せず医師に相談することが大切です。

日々のむくみ対策

毎日起こるむくみと戦うには、日常生活のちょっとした工夫が大切です。

塩分を控える

塩分は体に余分な水を溜め込んでしまうので、減塩を意識してみましょう。

休憩時間にストレッチやマッサージ

体を動かすと血流が改善します。特にふくらはぎは血液を心臓に戻すポンプのような働きがあるので、よく揉むのも効果的です。

足を高くして休む

足にとどまっていた血が心臓に戻りやすくなります。

また、体が冷えると血液循環が悪くなるので、なるべく冷やさないように注意してください。夏でもクーラーで冷えやすいので靴下などを活用しましょう。足湯もおすすめです。

減塩イメージ

東洋医学からみた「むくみ」

東洋医学では、むくみは体の中で「水(すい)」の巡りが悪くなった状態と考えます。「水」の巡りは五臓の脾・肺・腎によって調節されていますが、これらの働きが弱ると水分代謝がうまくいかず、むくみにつながります。

東洋医学の治療では、主に余分な「水」を体から出す働きのある漢方薬を使います。体質や症状にもよりますが、「水」を巡らせるための「気」を補ったり、「血」のめぐりをよくしたりするような漢方薬を用いることもあります。

日常でできる養生法としては、まず体を冷やさないことを意識しましょう。ティータイムには温かい飲み物を選び、コーヒーは控えめに。食材としてはにんじん、かぼちゃ、しょうがなどが体を温めてくれます。

おすすめの漢方薬

ごれいさん

五苓散

悪天候でめまいや吐き気が出やすい方のむくみに。

とうきしゃくやくさん

当帰芍薬散

冷え症で貧血の傾向があり、めまいや耳鳴りがある方のむくみに。

ぼういおうぎとう

防已黄耆湯

疲れやすく、汗をかきやすい方のむくみに。

しんぶとう

真武湯

冷えが強く、ときに下痢やめまいがある方のむくみに。

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