季節の健康と漢方 - 肥満症

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肥満症

“肥満”とは、身体に過剰な脂肪が蓄積した状態のことをいいますが、太り過ぎは外見上だけでなく、健康面からみても好ましくありません。肥満は、糖尿病、脂質異常症、高血圧などの生活習慣病とも密接にかかわっています。
ダイエットには、まず食事に気をつけることが大切ですが、基本は、健康を損ねないよう、栄養バランスがとれた低カロリー食をきちんと食べることです。もちろん、運動してカロリーを消費することも大切です。

食事のポイント

ダイエットというと、極端に食べる量を減らすダイエットや、同じものしか食べないようなダイエットに目が向いてしまいますが、こういったダイエットは栄養バランスがかたよってしまい、体に良くありません。
食べ過ぎないことはもちろんですが、こんにゃく、きのこ類、海藻類といったカロリーの低い食材を上手にとり入れて満足感を得ながら、摂取カロリーを減らしましょう。これらの食材は、食物繊維が豊富で腹もちも良いのでおすすめです。
逆に、できるだけ控えたほうが良いものは、脂肪分や糖分などです。野菜をたっぷり食べるようにし、おかずはうす味にするのも、カロリーをとり過ぎないコツです。

食事の内容だけでなく、食べ方も見直してみましょう。
だらだらと間食してしまうクセがあるなら、食事時間以外は食べないようにします。一回一回の食事にはゆっくりと時間をかけ、よく噛んで腹八分目にとどめましょう

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運動で体脂肪を燃えやすくする

たまってしまった体脂肪は、運動すればエネルギーとして消費することができます。それに加えて、筋肉がつくことで基礎代謝量が増え、体脂肪が燃えやすくなるという効果も期待できます。
とはいえ、いきなり激しい運動をして、ケガでもしてしまっては元も子もありません。無理なく運動量を増やすには、毎日の生活のなかで歩く機会を増やすのがおすすめです。エレベーターやエスカレーターに乗らずに階段を使う、バスや電車に乗るときは1~2つ前の停留所や駅で降りて歩く、といったことを心がけましょう。歩数計などを使うのも励みになります。

ストレス解消と規則正しい生活

食事や運動のほか、ストレスの解消や、生活のリズムに気をつけるのも、肥満の予防や改善にとって大切なことです。
間食や大食い、お酒などでストレス解消しようとするのは、健康に良くありません。
上手にストレス解消する方法を見つけて、健康的な毎日を送りましょう。

おすすめの漢方薬

処方名 こんな方に

だいさいことう

大柴胡湯
体力が充実して、脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しい人の肥満症、胃炎、常習便秘、高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛・便秘などに。

ぼうふうつうしょうさん

防風通聖散
体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな人の肥満症、高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘などに。

ぼういおうぎとう

防已黄耆湯
体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向がある人の肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)、むくみ、多汗症などに。

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